お風呂、好きですか?この記事はお風呂を愛し、時に憎み、お風呂と共に生きた私が書きます。テルマエ・ロマエも好きです。
さぁ、それではお風呂についての基礎知識です。
ユニットバスとシステムバスの違いはあるのか?
お風呂のタイプは今の日本ではシステムバス/ユニットバスが主流になってきています。マンションやアパートを借りる時にも「ユニットバス」などの記載がある場合もありますよね。
というか、マンションやアパート・ホテルでも、そこそこ築年数が新しいものやリノベーション・リフォームを最近行ったようなところでは風呂付きのお部屋の場合は「ユニットバス」が大半だと思います。
お部屋の紹介資料など見ても「ユニットバス」と記載してあるものが多いですよね。
先に言っておきますが、ユニットバスとシステムバスは同じ意味です。メーカーによって呼び方が違うだけです。今後、本記事内ではユニットバスと呼びます。
こういうのは統一して欲しいものですどけね。
お風呂とは? お風呂に求められるもの
お風呂とは
まさか、お風呂の定義から入るとは思いませんでしたよね?私も記事を書くまで思っていませんでした。けど、これからの話をする中でざっくりお風呂についてわかってください。
お風呂に必要な機能とは
お風呂が何かハッキリ?したところで、お風呂に必要な機能が何か整理しましょう。これを整理することでよりお風呂に関する理解が深まります。
- 給水・給湯…お湯や水を使用することができる
- 排水…使ったお湯や水を排水することができる
- 防水・気密性…お湯や水を使っても壁や天井、床にしみない。湯水や湯気が外に漏れない
- 浴槽(入浴を求める場合のみ)…お湯をためて入浴することができる
- +α…カウンター、棚、タオル掛け、鏡などの快適に使用するための付属品
ユニットバス(システムバス)とは?
ちなみに、ユニットバスって何を指すかご存じですか?
知ってるよ!お風呂とトイレ、洗面台なんかが一緒になっているやつだ!! と思ってる方も多いと思います。
その認識、ほぼ合っていますが、
トイレや洗面台がお風呂についている=ユニットバスではありません。
ユニットバスは、基本構造として、部屋の構成要素である天井・壁・床・ドア で構成されています。これに、お風呂の機能を満足するために必要な水栓・排水用の排水口・排水トラップ などを合わせて全てひとまとめにし、気密性を確保することで先述のお風呂としての機能を満たした物のこと です。トイレや洗面台の有無は問わないのです。
ユニットバスには部屋を構成する要素があるので、家がなくてもユニットバスだけで一つの部屋(というか小屋)が出来上がります。
これを家の中の「お風呂」とするエリアに「置いて(設置して)」、「ドアで家とつなぐ」ことで、初めて家と一体化します。(窓がある場合は窓も家とつながりますね)
ちなみに、トイレや洗面台がついた場合は、浴槽やトイレなどのメインアイテムを各1点として数えて、浴槽+トイレor洗面台付を2点ユニットバス、浴槽+トイレ+洗面台を3点ユニットバスと呼んだりします。浴槽がなくて、シャワールームの場合もありますが、こちらも同様です。賃貸などで「ユニットバス」と書いていて、トイレや洗面台が一緒になっているのはこのパータンです。
ユニットバスは天井・壁・床・ドアがセットで1つの商品になります、設置するお家の空間に合わせて自由に天井・壁・床・ドアのサイズが変動できればいいですが、そうなるとお風呂メーカーも無限に近い商品のサイズバリエーションを持たなければなりません。これを避けるために、ユニットバスには基本的に1坪(およそ1600mmX1600mm程度)サイズや1.5坪(およそ1600mmX2000mm)サイズなどといった「よくあるサイズ」を「規格サイズ」として数種類設定し、その中から自宅に合うサイズのものを選択します。またはお風呂のサイズに合わせた間取りにします。ユニットバスとしては、タカラスタンダードのみ25mmピッチの細かいサイズオーダーができるようになっています。(タカラスタンダードはシステムバスと呼んでいる)
在来工法のお風呂 とは?
では、在来工法とはどんなものでしょうか。システムバス以外の場合のほとんどがそれになるわけですが、
在来工法は、家そのものに「お風呂としての機能」をもたせます。
ユニットバスが家とは独立した壁や天井、床を持つのに対して、在来工法の場合は、家そのものに「お風呂用の」壁、床、天井を設けます。
結果、普通のお部屋のように石膏ボードに壁紙をはったりフローリングでは当然、湯水に耐えられませんので、タイルなどを貼って仕上げるわけです。浴槽に関しても床と浴槽の天面の間の空間はステンレスのエプロンやタイルなどで仕上げます。
在来工法の場合はユニットバスと比べ、自由なレイアウトでお風呂をつくることができるうえ、サイズや浴槽の種類・材質・タイル・岩・木材など自分の好みや家の造りの事情に合わせたお風呂を作ることができます。
家を建てる際などに自由にお風呂を設計し、空間を最大限活用したい!という場合は在来工法の方が設計自由度が高いですね。
コメント