ふ~今日もいいライドだったぜ。と思いながら膝がガクガクになっているトラです。
ある日、ヒルクライム(この日は清滝峠)から帰って庭を歩いているとなんか違和感が…なんか踏んだ?
ふと足元を見ると、ビンディングシューズのソールがカッパカパ!ソールが剥がれてるやん!
折れのNORTHWAVE FIGHTER がぁ…
←ここまでじゃないけど、修理のために全部とった。
さて、何でくっつけよかなっと…リブの間に残っている白いのが接着剤と思われる。
っていうか、ビンディングシューズの底ってとれるんやな。機械的にリベットとかで固定しとけよ。(俺が開発者なら接着剤だけとか絶対にありえんわ)
ビンディングシューズの底(ソール)が剥がれる理由
これは簡単や。接着剤でついてるから。
全部のシューズがそうかというと、そんなことは無いと思うが(そうであって欲しい)…
接着剤て所詮、環境の変化に弱いし、ソールを引きはがすような動きが繰り返されるビンディングシューズに使うにはそれなりの接着強度が必要だ。
そもそも、底の材質はなんやねん。
勝手な見解だが今持っているNWのシューズの靴側は一般的なPVCレザー(塩ビ)かな。
ソールの接着面側はPPっぽい感じだ。カタログ上ではカーボンソールとあるが、重さ的にも質感的にもとてもカーボンとは思えない。まぁ元に戻ればなんでもええけど。
で、PPというのは実は接着性が非常に悪い。平たく言うと、両面テープとか接着剤が付きにくい。ぺランって剥がれる。まぁなんなのかよくわからん。
とりあえず、接着強度よりも引っ張る力が強いと剥がれるってことだ。
剥がれた底(ソール)の修理方法
で、理由はもはやどうでもよくてすぐに直したい。大体、こういうのは予定がある前に起きるよね。
とりあえず今回はこれで接着してみた。(めっちゃ面倒なことになるとも知らずに)
シリコン!(しかも無駄に防カビ剤入り)
と
ダイソーのエポキシ接着剤(2液タイプ)
←使いかけ
ダイソーのエポキシ系接着剤は100均の商品とはいえ、メッチャ強力!ぶっちゃけこれが大量にあれば、これだけでつけたい。が、ちょっとしかなかったので、引っ張るちからが一番強くかかるクリート裏をこれでつけて、あとはシリコンでくっつけてみた。
作業手順はこんな感じ)
- ミッチャクロンを塗る(接着性をよくする)
- 2液性のエポキシ接着剤を塗る
- シリコンを塗る
- 接着する。
- 履いてしばらく立っておく(10分くらい)
接着の強さとその後
2液の接着剤は、何がいいって、混ぜることで化学反応が起きて、早く固まってくれるというところ。
シリコンは空気中の水分(湿気)と反応して固まるので内部はなかなか固まらないのである。
しかしシリコンは防水性や、隙間を埋める能力で右に出るものはいないといってもいい。
さてさて、どうなるか。
2液性の接着剤であれば24時間後にはおそらく完全に固まって、使用に耐えうる強度を発揮していると思われる。
今回はシリコンがメインになっているので4日ほど放置していよいよ乗ってみた。
全然問題なし!!これは記事になるな~
と思ってたけど、約1ヶ月後(その間約200km走行)
アカン、とれた。というよりつま先がカパカパなってたから引っ張ってみたら取れた。
え~もう新しいの買おうかな…
結論、剥がれたソールはこれで直せ!
シリコンは全然だめだ。理由としては、シリコンは柔らかく、シリコン自体の体積がないと結構すぐにちぎれてしまう。(←忘れてた)ソールの外周部分と
で、今日半日くらいかけてこれをこの状態にまで戻した。カッターで大体をおとして、ワイヤーブラシでコスッて残りをおとした。
ただ、剝がすときに気付いたんだけど、クリート裏は全く問題なく接着されていたということ。
つまりこのまま使い続けていてもまだまだ持っていてた可能性が高い。
ということで使うならエポキシ系の接着剤!
ポイントはこれだ
- 修理にはエポキシ系接着剤を使う
- 2液性(混ぜて使うやつ)の方が速く固まる
- 瞬間接着剤は多分もたない
次は全面をエポキシ系接着剤で接着してみる!これでアカンかったら、機械的に固定されたビンディングシューズ探すわ。(シマノに勤めてる友人に聞いてみるか…)
ちなみに、シリコンと言っても、変性シリコン系でむっちゃ強力なものや、ウレタン系ですんげぇ強さをもつ接着剤も色々あるんで、シリコン=あかんやつ という認識はやめてね。
2021/9/20追記)2液性のエポキシ系接着剤で接着してから1週間後、約120km走行したが、いまのことろ問題なし!
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